ワノコト~味噌作り体験教室~
3月18日 夜。
羽場こうじ店の工場長が講師になって、味噌作り体験教室を行いました。
鈴木工場長の説明タイム。
味噌作りに対し、とても熱い男。
①材料の用意
大豆は秋田県産リュウホウ。お塩は天日塩。
そして、
くらをのお料理にも使っている「仕込み水」
②麹をこなす
たっぷり麹を使う秋田県南のお味噌。
大豆1に対し米麹を3も使うお味噌は全国探してもここにしかありません。
大事に抱えて、重さを確かめます。
良質の麹はフワリと甘くていい香り。
みんながみるみるやる気になっていき、作業の奪い合いです。笑
③大豆を潰す
潰しては食べ、食べては潰し。
なかなか思うように潰れません。
全身全霊で頑張っています。汗がじわっと滲む。
④静かに合わせていく
大豆、米麹、塩、水。材料はこれだけ。
「粘土遊びみたーい」はしゃいでいます。
米麹の多さがわかりますね。
⑤ 樽に詰める
空気を抜きながら、お団子を作ります。
樽に並べます。※今回は味噌が出来たら処分できる特別な段ボール箱を使用
並べたら均等に力を加えて均していきます。
一段ずつ並べて均し、
最後は丁寧にならして完成!
⑥重石を乗せます。※今回の重石は塩。形が自由に変えられて隙間なく均等に重さをかけることが出来ます。
⑦完成 達成感でいっぱい。
⑧味噌汁でカンパイ!
出来上がりの味噌の味を想像しながら。
味噌作りを通して、伝えたかったこと。
米麹の味。蒸した大豆の味。塩の味。水の味。それを混ぜた味。
春、夏、秋。時間をかけて、じっくりと育てる。
そうして、完熟した時の味。
味噌は生き物。
目には見えない微生物が
季節の移り変わりに添って味を整えていく。
人間はただ、それに手を添えただけ。
味噌作り。
人知の及ばない神聖なこと。